室蘭研究所の母体となる分析室・試験室は、1911年に室蘭製作所の操業開始と同じ時期に設立されました。
以来、室蘭研究所は室蘭製作所製品の品質向上、材料開発および製造技術開発を担ってきました。
主要な成果の一つには、鋼材中の白点とよばれるクラックが、鋼中に溶けている水素が原因であることを1934年に世界に先駆けて発見したことが挙げられます。
またそれ以外にも耐熱鋼、エネルギープラント機器材料評価技術、製鋼・塑性加工技術、水素利用システムなどにおいても先駆的な研究成果を上げてきました。
室蘭研究所は、金属系新素材の開発、新製造プロセスの開発及び解析技術の研究、さらに機器の信頼性評価技術の開発などを行っています。
創造的・革新的な研究開発を通じ、お客様のご要望にお答えしていきます。
クラッド鋼圧延の数値解析
透過電子顕微鏡を用いた材料開発